「乗り継ぎまで7時間も?」とナカムラ・サアヤ姉は思った。東京から13時間でやっとデトロイトに着いたが、最終目的地ローリーの便が出発するまで、この「メトロ・空港」で待つことになっていた。
国が違うので、Immigration(入国管理)を通り・荷物を取りに行かなければならない。それに、デトロイトの空港は、東京の空港とワケが違って、かなり広い。と、いうより、東京はターミナルがはっきり分けられていて、連絡バスが建物の外を行き来するが、アメリカの大きい空港は建物内にtram(連絡機関)が動いていて、必要があれば客は遠い登場ゲートまでこれで移動している。Moving walkway(動く歩道)もあるが、それだけで、足りない場合、tramがある。
入国管理を済ませ、荷物を受け取り、ローリー便にチェックインし、歩く歩道を幾つか利用し、次の登場ゲートを見つけ、そこのキオスクで食事することにした。一緒にいたジューン姉とゆっくり交わったと思ったら7時間終わっていた。
東京便をキャンセルされたアイノ姉にアトランタ直行便が見つかったらしい。そこからローリーに来ることになっていた。サアヤ姉がローリーに到着した時、アイノ姉は5分先に着いていたと、知った!
旅行費を面倒見てくれたStaceyのRaleigh(ローリー)の家に少し泊ることになっていた。
サアヤ姉は猫が大好き。Staceyの猫は、それを察したのか、友だちが見つかって嬉しそうだった。
「空港で7時間?困らない、こまらない、ともだちが一緒だったらいいニャン」と、ノドを鳴らしながら、サアヤになでなでしてもった。
私たちを「とも」とよんでくださる神様が、一緒にいてくれるから、どんな時にも困らない、だいじょうぶ。