てんかんの発作のときは、自分の舌をかんでしまったけれど、ペコちゃん人形のときは、舌をわざと出しているのよね。
大謝名に住んでいたころ、父はクリスマス・イルミネーションの代わりに、この3つの人形で、家の周りに綺麗に飾ってくれた。明るい赤・青・黄色だったし、ペコちゃんの普段着でなく、小人のコスチュームを着ていたので、クリスマス・デコレーションに適していたと思う。
あのペコちゃん人形は、体がジッパーになって、売られたときは、中にキャンデーが一杯詰まっていていた。だけど、その後も数年間、我が家のクリスマスを明るくし続けてくれた。ペコちゃんは小人じゃないかもしれない。でも、ときには自分が慣れないようなことでも、誰かの祝福のために用いられればいいじゃない。
あれ？思ったんだけど、この写真、夏。クリスマスじゃない。あの人形がいるって、おかしいんじゃない？
