Apr 17, 2024

「テンコ テンコ」

May I share, a little at a time, some of the other Japanese things I've been writing Noriko Yoshida (formerly 石川紀子)?

She was one of the first Bible School graduates in my parents' ministry; helped raise my sisters and me; is the same age as my stepmother. She was married and moved up to northern Japan, to Kumamoto-ken, and recently, we began corresponding. This is the person I remember:

(My stepmother in checkered skirt,石川紀子on right.)

「テンコ、テンコ、」あの音・・・一カ月の沖縄から帰って来たばかりだったので、さみせんだとすぐわかりました。

公園の池の周りに木があって、一つの石に女性がこしかけて唄っている。方言で。よく見ると、あの大きな黒いつめで、弾いている。自分は、なぜか、嬉しくなった。(内地のしゃみせんは平ったい「ばち」というもので弾くし、白くて、もっと四角形なので。)

言葉も、唄も分からないのに、近寄って行く自分に気が付いた。沖縄生まれであること、その音楽を聴いて育ったことを話していた。


彼女は、公園でいっぱい歌っているけれど、どこに行っても、沖縄の人だれかに声をかけてくれると、言っていた。これを聞いた私は、自分が沖縄で生まれたことをほこりに思いたかったと同時に、自分が何も知らないことを(沖縄について)、悲しく、恥ずかしく思って、自分の無知がバレないうちにと思って、他の人が来た時に、そっとにげて行った。