Apr 24, 2024

おとなしい亀WALTER

忘れるところだった。この話をすると結構前に約束しておきながら、していなかった。英語ではしたけれど!最初に口にしたのは、日本語なのに、なんで・・・

とにかく、自分が公園に来た時、好きな亀がいた。当時は噴水池からステップ・クリークの島まで川が通じていたので、コイ・カモ・亀・ザリガニ・蛙・たまには鷺も、あの小川を行き来した。一匹の亀Walterは、草の間の虫を探しながら、ゆっくり歩いて行った。

どこに歩いて行くというと、カメ・コブの亀孤児院まで。本当に。亀の親が殺されると、子亀はここで訓練された。おとなの亀2匹が親亀訳を引き受けて、数十匹の小亀の面倒を見ていた。Walterは、そこで訓練されたのか、成長して、そこでお手伝いした。

ところが、ある朝公園に来ると、小川の端っこじゃなく真ん中を、あの優しいWalterがフルスピードで泳いできた。いつもは自分の方を「オハヨウ」と、見てくれるのに、この日は目をくれなかった。

「ちょっと、亀さん、そんなに急いで、どうしたの?」

ウサギにおわれている!という返事がきこえたような気がした。

「うさぎ?この公園にうさぎっていないよ。」と、言って、自分は一瞬キョロキョロし始めた。

ウサギとカメのはなし、わからないの?ということばを、また感じた。

「うさぎと亀?勿論分かる・・・あ・・・コラ!」見たら、あのカメさん、もうスピードでカメ・コブの方に逃げて行った。

今日Walterは、お腹がグーグー鳴るはず。だって、虫いっぴき食べてないもん。