それで、家族の支持を受け、教会活動に身を入れるようになりました。裏庭は島のクリスチャンの交わりの場となり、その頃の明るい思い出はいっぱいあります。
第二次大戦が始まると、いううわさが島を回っていたのです。まただれかのいたずらかなと、思いました。
しかし、数分後、ラジオアナウンサーの声がまた聞こえます。「大至急ー看護婦全員、それぞれの病院に報告せよ。大至急ー看護婦全員、それぞれの病院に報告せよ。」単なる悪ふざけとは考えられません。
大事をとるとして子供たちを家に帰らせることにしました。日曜学校を早めに終わらせ、みんな外でバスを待ちました。
3番目のラジオ報告。「日の丸の飛行墜落しました。」幼い子供たち数名が泣き始めています。
とうとう戦争に襲われたのです。
これから私たちはどうなるのだろうと、思いました。
家に帰りながら、「怖い。まだ死にたくない。」と、子供の声が聞こえます。イエス・キリストにある永遠の命の保証をその朝てにいれた子供が数人いました。
空は飛行機で、心は緊張で暗くなりました。島は戒厳令に従うことになりました。
夜空飛ぶ爆撃機に的を与えないため、窓全部をペンキで黒に塗りました。私たちは、家の中にもう一つの部屋を作り、明かりが絶対必要な時に、この部屋にはいり灯油のランプ一つをつけてみました。
ある家の窓のペンキに小さなひびが入っていました。それをすぐ直さなかったため、その晩その家は爆撃されてしまいました。
戦争におそわれたのです。
これから私たちはどうなるのだろう。
フィリピン諸島での戦いのニュースが、人類の混じり合ったこのハワイにやってきました。夜になると、なた(刀のような道具または武器として用いる)で武装したフィリピン人が道を歩き回っていたので日本人は家の外に出ようとしませんでした。
わたしたちはどうなるのだろう。
地球の反対側にいる人の行動のために、私たちの家族ー日系人全員ーは憎まれていたのです。戦争の死を呼び起こす国に、永遠の命の知らせを私は、伝えることができるだろうか。
戦争。
どうなるのだろう。
まことに、人の憤りでもが、あなたをほめたたえ、あなたは、憤りの余りまでも身に締められます。詩篇76:10
戦いは激しく続いています。国の戦争、心の葛藤。
宣教師になって日本の国に行きなさいと、神に言われているのでしょうか。まさか。考えば考えるほど嬉しく思えません。
十字架の上でイエス様が私の為に苦しんでくれたことは知っていました。罪の刑罰ー地獄ーを私のために負ってくれたことは知っていました。このイエス様にすべてを明け渡さなければならないということもよくしっていました。
でも、神の導きと戦いました。
宣教師として日本へ?神様、他の所だったら、どこにでも行きます!
聖霊との決闘は霊的バイタリチイーの損害に必ず終わります。
いままで経験していた特別な絆が、また特別な戦いに変わってしまったのです。
でも、神の御前にひれ伏し、無条件降伏をさせられる日がついに来ました。
主よ、何でも・・・どこでも。
その時、主は私に教育を進める道を開いてくださったのです。